プレスリリース
沖縄市が、新型コロナウイルスワクチン接種を円滑かつ確実に
実施するため、 SAPジャパンがクアルトリクスを組み込んで
提供するワクチン接種支援ソリューションを採用
市民の目線からの不安や懸念を取り除くことが可能となり、円滑にワクチン接種を進行できると判断
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【2021年3月4日 東京発】
SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)および米国クアルトリクスの日本法人、クアルトリクス合同会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:熊代 悟、以下 クアルトリクス)は、沖縄市(市長:桑江 朝千夫)が、新型コロナウイルスワクチン接種の円滑な進行と確実な管理を行うため、クアルトリクスのソリューションを組み込んでSAPジャパンが提供するワクチン接種支援ソリューション「ワクチン・コラボレーション・ハブ(以下 VCH)」を採用したことを発表しました。
現在、沖縄市では、予防接種法に基づく定期接種に関する管理の仕組みは持っているものの、これらは接種対象人数が限られていることもあり、紙ベースで行われ、最終結果のみ電子で管理されています。新型コロナウイルスワクチン接種の場合は、接種対象者は16歳以上の全市民であり、約11万人となる見込みです。そのため、紙ベースの管理では煩雑になり、円滑な接種の阻害要因になる可能性が高く、また、職員が本業務に動員されるケースなどが発生すると他の行政業務にも支障が出ることが懸念されます。このため沖縄市では、新型コロナウイルスワクチン接種においては、VCHを活用して一連の管理を行うことを決定しました。接種の予約、接種会場での本人確認、接種記録管理、さらには2回目接種案内、副反応確認などのフォローに至るまで、新型コロナウイルスワクチン予防接種に関わる一連の管理を行います。
沖縄市におけるVCH採用においては、新型コロナウイルスワクチン接種に関わる一連の管理が電子的に1つのソリューションで行える点に加えて、ワクチン接種前から接種後に至る一連の管理を市民の目線に立って行い、市民に寄り添ったワクチン接種を進められる点が決め手となりました。市民の感情・意向を適切に捉え、接種状況等についてリアルタイムの事実に基づく正しい情報周知を行い、接種への躊躇を減らすといったことが可能になります。これによって沖縄市では、市民の目線からの不安や懸念を取り除くことが可能となり、円滑にワクチン接種を進行できると判断しました。現在、高齢者接種開始のタイミングに合わせたVCHの稼働開始をめざし、システム導入を進めています。
VCHは、新型コロナウイルスワクチン接種の管理と接種状況のリアルタイムでの可視化を行うサービスです。SAP本社およびクアルトリクスが2020年11月より全世界で提供しているサービスをもとに、日本では日本語OCRや音声認識・音声合成などのAI技術を持つLINE株式会社と協業し、日本の自治体や市民のニーズにあわせたカスタマイズを行い、2021年2月から提供開始しました。「バリューチェーン可視化」(製造メーカーから納品まで)、「サプライチェーン計画」(納品元である国から自治体・接種会場へ)、「ミッションコントロール」(自治体から市民へ)の3階層のサービスとなっており、それぞれがAPI連携する形のサービスとなっています。詳しくは、SAPジャパンによる2021年2月16日のプレスリリースをご覧ください。
以上
■SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )
■クアルトリクスについて
クアルトリクスは、企業や組織のエクスペリエンス・データ (X-data™)の収集から管理・分析、およびそのデータに基づくアクションに至るまでを同じプラットフォームで運用を行うテクノロジープラットフォームです。Qualtrics XM Platform™は、チーム、部門、組織全体がビジネスに欠かせない顧客、製品、従業員、ブランドという4つの主要なエクスペリエンスを一つのプラットフォームで管理するのみならず、アクションへつなげるシステムです。世界中の大企業13,000社超に、継続して人々に愛されるプロダクトの提供や、より多くのロイヤルカスタマーの獲得や、素晴らしい従業員文化の創造、あるいはアイコンとなるブランドを創るためにクアルトリクスを利用いただいております。顧客の中にはフォーチュン100企業の85%以上、米国のトップ100ビジネススクールの99校が含まれます。詳細と無料アカウントについては、www.qualtrics.comをご覧ください。
クアルトリクスのワクチンソリューションに関するブログはこちら
■クアルトリクス合同会社について
クアルトリクス合同会社は、2018年に国内で事業を開始した、Qualtrics LLC(本社: 米国ユタ州プロボ)が100%出資する日本法人です。
所在地 :東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9階
代表者 :熊代 悟
事業内容:日本におけるクアルトリクス 製品の販売・サポート・導入支援
URL :www.qualtrics.com/jp/
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