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EY、SAP、クアルトリクスが提携し、 各国政府へのリソース提供でCOVID-19対策を支援
(本リリースは、4月9日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
【2020年4月9日 ロンドン・ドイツ ワルドルフ・ソルトレイク発】
EY、SAPとクアルトリクスは、COVID-19の急速な感染拡大への対策を講じている世界各国政府に対する支援提供で協力することを発表しました。
QualtricsおよびSAPソリューションは、EYがシステム導入を担います。これらのソリューションには、各国政府がCOVID-19感染の疑われる患者の事前スクリーニングおよびガイド、医療従事者のサポート、国民に対する情報やリソースの流れの管理を行うためのツールが含まれています。
- COVID-19対応のためのこれらのソリューションは、政府が国民や職員とのつながりを維持し、データを活用した迅速な意思決定を行い、情報やリソースの流れを適切に管理する支援を行います。
感染拡大の影響を抑制するために、EY、SAP、クアルトリクスは、世界各国政府の初期の緊急かつ重要なニーズを満たすための包括的なサービスとソリューションを提供します。これらのサービスとソリューションは、企業がCOVID-19対策として迅速に行動に移すことができるよう支援するもので、米国の50州すべてと世界90以上の国と地域で利用が可能です。さらに、これらのサービスとソリューションは、EYによるシステム導入および研修サービスを通じて、多言語で提供されます。政府が利用できるソリューションは次のとおりです。
- Qualtrics COVID-19 Pre-Screening and Routing:オンラインの事前スクリーニングアンケートによるガイド機能で、COVID-19への感染に不安を感じている国民が症状を入力すると、適切なオンラインリソースへの自動転送や、医師に相談する旨のアドバイスが行われます。関連する衛生安全リソースに即座にアクセスでき、情報可用性のギャップを特定する自動レポートが生成されます。
- Qualtrics COVID-19 Dynamic Call Center Script:地方自治体は、COVID-19についての質問や相談に対応するためにコールセンターを設置しています。通話量を抑え、相談者に正確で最新の情報を提供するために、このソリューションは、関心や疑問に基づいて適切なリソースに住民を誘導します。また、相談者の傾向、パターン、求められている情報とのギャップを示す自動レポート機能も備わっています。
- Qualtrics Healthcare Workforce Pulse:政府は、医療システム、病院、薬局、診療所などの医療機関とその最前線に立つ医療従事者をモニタリングする必要があります。このHealthcare Workforce Pulseは、患者に対処する医療従事者から、リソース、安全性、回復力、およびコミュニケーションのニーズなどの意見を収集することを目的としています。
- 救急医療プロトコルソリューション:救急患者や高リスク患者の早期把握を目指す政府や保健省向けのカスタマイズソリューションです。このソリューションは、世界保健機関(WHO)とEdmonton Frailty Scale(高齢者のための診療ガイド)と、救急医療プロトコルアルゴリズムを利用しています。リアルタイムで結果を共有して分析することで、高リスク患者の早期特定を支援し、すでに人手不足の救急医療を、緊急度の高い患者に対して優先的に提供できるようにします。
EY、SAP、クアルトリクスは、これらのソリューションに関して次の声明を発表しました。「世界各国の政府は、先行き不透明な状況下で国民をリードするため、迅速かつ決然と行動する必要があります。これらのソリューションとサービスは、リアルタイムにデータを収集して分析する手段を提供することにより、政府と国民が大規模かつ迅速に対話できるよう支援します。これにより、日々刻々と変化する状況の中で政府が即座に行動を起こし、現在の危機に際して国民に大きなメリットをもたらすことができます。私たちは皆、地域社会と愛する人の健康と安全を守るように努めており、政府がこの深刻で不安な状況を乗り越えるべく、エクスペリエンス管理の力を利用できるよう3社が共同で支援できることを誇りに思います」
世界各国の公共団体がこれらのソリューションを迅速に導入しており、すぐに効果が出ています。米国、アフリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域では、州および国の政府機関が国民の健康状態を評価し、援助を必要としている人のために検査センターを特定して、スクリーニングと治療のフォローアップをトリアージしています。国家レベルでは、世界各国が、新型コロナウイルスが感染拡大している状況で、国民がどのような情報を必要としているのか、必要不可欠なサービスを提供するためにどのような方法で連携できるのかについて調査しています。
クアルトリクスのテクノロジーはGDPR、HIPAA、HITRUST、FedRampに準拠しており、最高レベルのセキュリティとプライバシー保護を維持できます。
各国政府が利用できるソリューションなどのリソースについて詳しくは、qualtrics.com/here-to-help/をご覧ください。
■EYについて
EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダーです。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献します。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。EYが個人データを収集、使用する方法に関する情報と、個人がデータ保護法の下で持つ権利の説明については、ey.com/privacyに記載されています。私たちの組織について詳しくは、ey.comをご覧ください。
■クアルトリクス合同会社について
クアルトリクス合同会社は、2018年に国内で事業を開始した、Qualtrics LLC(本社: 米国ユタ州プロボ、共同創設者&CEO: Ryan Smith)が100%出資する日本法人です。
所在地 :東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9階
代表者 :熊代 悟
事業内容:日本におけるクアルトリクス 製品の販売・サポート・導入支援
URL : http://www.qualtrics.com/jp/
■SAPについて
SAPはインテリジェントエンタープライズを基盤とするエクスペリエンス企業として、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、44万以上の企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。(www.sap.com)
※SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。